アルブミンの数値の高低で分かる病気と対策!


アルブミンは肝臓で合成されるタンパク質で血液中の最も多く含まれているタンパク質の1種です。
血清のタンパク質は100種類以上もありますが、アルブミンはその中の7割近くを占めるタンパク質であり、とても重要な指標にもなります。

 

 

また、アルブミンは血液の中にあるアミノ酸から生成され、肝細胞で作られるタンパク質です。食事の中で摂取するタンパク質がアミノ酸に吸収され肝臓に運ばれる事で合成されます。
この数値の高低によって栄養状態や肝臓、腎臓などの病気を見つけ出す事が出来ます。

 

 

アルブミンの基準値
基準値 3.8〜5.3 g/dL

 

 

 

 

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アルブミンの効果・効能について

 

アルブミンの代表的な効果は2つあります。
血液を滞りなく循環させる「浸透圧保持」と様々な物質と結合して体中の至るところへ運ぶ「運搬作用」です。

 

 

アルブミンの作用
@浸透圧保持 滞りない血液の循環の保持作用
A運搬作用 血中の重要な物質と結合して体中の適した場所に運ぶ作用

 

 

 

上記の代表的な2つ以外にも体液の濃度を調整する作用や血管の水分バランスの保持作用、また抗酸化作用、さらに運搬作用の効果により体中に栄養素を運搬するので細胞の活性化につながり免疫力を向上させるとも言われています。

 

 

 

最近の研究では癌を発症する人の多くにアルブミンの低下が見られるとの報告もありました。
癌は免疫力の低下によって起こります。アルブミンの低下によって、栄養素などが体全体に運搬される力が滞ってしまうと細胞が活性化されずに免疫力が低下してしまい癌にかかりやすくなると考えられています。

 

 

 

免疫力が低下する事で生じる病気は癌だけじゃなく、あらゆる病気や風邪がその対象になります。
アルブミンが異常値を示している場合は病気を知るだけでなく、病気になりやすくなってしまうとも言えますね!

 

 

アルブミンは若い人でも低下する!


アルブミンの低下は老化現象ともされてきましたが、最近では若者の過度なダイエットなどによりアルブミン不足の若者が増えてきました。
栄養が足りていない場合にはアルブミンは基準値よりも少ない数字になるのです。

 

 

アルブミンが低い事で免疫力だけでなく筋力も低下します。風邪にかかりやすいだけでなく、癌になりやすくなったり、慢性的な病気にもなりやすくなります。
そしてアルブミンが低い人の特徴として抗生剤などの医者の薬も効果が薄れてしまう事です。

 

 

アルブミンの研究ではアルブミンの数値が基準値内の人と基準値より低い人を比べると数値が低い人の場合は平均寿命が著しく低い事が分かっています。
平均寿命が低くなってしまう原因は免疫力などの低下により、死に直結するような病気にかかりやすくなってしまう為です。

 

 

 

血液検査にてアルブミンが高い数値の場合もダメ!?


アルブミンは低いよりも高いほうが健康や病気を防ぐ為に良いと記述しましたが、逆に高すぎる場合は病気が隠れているケースがあります。
アルブミンの数値が異常に高い場合は@低グロブリン血症A低アルブミン血症があります。

 

 

低グロブリン血症

血中に多く占めるタンパク質はアルブミンの他にグロブリンがあります。
アルブミン数値が高い場合は相対的にグロブリンの値が低い状態になっている可能性があります。
それを「低グロブリン血症」と言います。

 

 

グロブリンと言われるたんぱく質が低い場合には「低グロブリン血症」と呼ばれ、グロブリン生成が無い場合には「無グロブリン血症」と呼ばれます。
このグロブリンが不足している事で感染症を起こしやすい身体になります。

 

 

癌になった場合にもなり得ますが、癌治療の放射線治療の副作用としても起こり得ます。
他にウイルス感染や免疫抑制剤などの使用によってもグロブリンの値が減ってしまいます。

 

 

低アルブミン血症

アルブミンを合成する能力の低下や、喪失、アルブミンの原料自体の不足が原因となり起こります。

 

膠質浸透圧が異常値に低下してしまい、循環血漿量を維持する事が出来ずに間質と言われる部分に水分が流れ出てしまいます。
この状態が浮腫を起こす事になります。

 

 

血液検査でアルブミンが低い数値の場合

血液検査にてアルブミンの数値が異常に低い場合は、栄養不足がまずは考えられますが、それ以外でも低いアルブミン数値には様々ま病気の可能性があります。

 

肝機能障害

アルブミンは肝臓で作られているのでこの数値が低い事は肝臓の機能が低下している可能性があります。
肝炎の場合はアルブミンが異常なほど少なくなりますので低アルブミンの場合にまず疑われる病気の1つです。

 

 

膠原病

膠原病(こうげんびょう)は免疫に異常が出る難病です。発熱や関節痛などが慢性的に起こります。
アルブミンは低下しますが、逆にグロブリンが上昇するので検査によってこの病気を見つける事が出来ます。

 

 

悪性リンパ腫

悪性腫瘍など身体に炎症があると「タンパクの異化亢進」が起こり、アルブミンの値が低くなります。
損傷された組織があれば、それを改善させようとしてエネルギーが必要になります。

 

このエネルギーが足りない場合にはタンパク質をエネルギーとして利用するのでアルブミンの低下が起こります。

 

 

その他にもアルブミンの低下原因には「ネフローゼ症候群」、「慢性感染症」、「関節リウマチ」があります。
どれも精密な2次検査をする事で特定が可能です。

 

 

 

アルブミンの数値を改善する方法


アルブミンの数値が異常に高い場合はアルブミンが高くなってしまっている病気を見つけてその治療をすれば自然とアルブミンは基準値に近づいてきます。
アルブミン数値が異常に低い場合にも原因となる病気を特定して治療する事で改善に繋がります。

 

 

 

問題は病気の原因がないのにアルブミン数値が低めの場合です。アルブミン数値は基準値が1番ですが、その中でも基準値内で高めを保ったほうが健康に良いのは明らかです。
理由はアルブミンが高いと免疫力が高めに保てるからです。

 

 

 

免疫力が高めだと長生きもするし、癌や糖尿病などの免疫の低下が発症原因の1と考えられている病気を防ぐ事も可能です。
アルブミンの数値が低い場合にはアルブミン数値が高くなる習慣をつけるとアルブミン数値を高い状態に保っていられますよ!

 

 

アルブミンを高く保持する為に質の良いタンパク質と乳製品を摂る


質が良いタンパク質を取る事がアルブミンを高めに維持する方法です。

 

魚よりも肉のほうが良質なタンパク質が多く含まれていて、エネルギーに変わるのが早いと言う特徴があります。
特に脂肪が少ない赤身の肉を中心に取る事が大切です。

 

 

 

また、乳製品もアルブミン増加に欠かせない食品です。
運動後1時間以内にヨーグルトなどの乳製品でタンパク質を摂取するとアルブミンをより増加させてくれます。
乳製品に含まれているタンパク質はアルブミンを合成する作用の時にその作用を促進する働きがあるからです。

 

 

 

 

 

以上、アルブミンが異常値だと病気のサインになる事、また、アルブミン数値を基準値内で高めに保持している事で免疫力の向上に繋がり、癌などの病気の予防と長寿の促進が期待出来る事を覚えておいてくださいね!

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