CRPが基準値(正常値)でない場合の病気とは!?血液検査の重要項目C反応性たんぱく!?


「CRP」とは、「C-リアクティブ・プロテイン」の略称になります。

 

 

 

また、「C反応性タンパク」と呼ばれる事もあります。このCRPの値が「−(マイナス)」でないと病気が隠れている可能性があります。
CRPは体内で炎症などの異常事態が起きると増加していき「+(プラス)」反応になります。

 

 

 

「+」でもその度合いによって考える事が出来る病気も違ってきます。
また、このCRP(C反応性タンパク)と呼ばれる理由は肺炎血球が持っているC多糖体に反応する(C反応性)為です。

 

 

風邪などが長引いていてそれが感染症によるものなのか?また、原因が特定出来ない場合の体調不良が続く場合に体内で炎症が起きていないかを判断する事にもこのCRP数値は重視されます。

 

 

 

 

 

 

CRP数値の基準値・正常値の判定は「定性法」と「定量法」がある!


血液検査でのCRP数値の判断方法には2通りの方法があります。
1つは「定性法」と言われる調べ方で「+(プラス)」か「−(マイナス)」であるかを判断する方法です。

 

 

 

特別に、体内の炎症や感染が疑われる場合ではない限り、この方法のほうが簡易的で分かりやすいと思います。
+(プラス)の場合は正常値で−(マイナス)の場合は異常があるとしてより精密な検査を受ける事になります。

 

 

 

 

もう1つ検査方法が「定量法」と言われる方法で、+(プラス)と−(マイナス)だけではなく、それを数値で示す事が出来ます。
現在この「定量法」が一般的になっている理由は−(マイナス)の数値が出た場合にその数値の大きさによって考えられる病気が違うからです。

 

定量法の場合の基準値(正常値)は血液1デシリットルの中にCRP(C反応性たんぱく)が0.3ミリグラム以下である事です。

 

 

CRP(C反応性たんぱく)の基準値(正常値)
定性法 +(プラス)
定量法 0.3ミリグラム以下

 

 

CRPが異常値だと病気の可能性がある!?改善方法は病気を治す事!


CRP(C反応性たんぱく)の数値が異常値であった場合は体内で炎症が起きていたり、感染症などに感染している可能性が考えられます。
他の血液検査の項目と違って食べ物や運動などによって改善する事は難しいです。なぜならCRPの数値の異常値の場合はほとんどが病気が原因だからです。

 

 

 

炎症や感染を起こしている病気を特定してそれを治療する事が先決です。
特定された病気が改善されればCRPの数値も基準値に戻っていくでしょう!

 

 

 

 

 

 

CRP(C反応性たんぱく)から判断出来る病気のまとめ!


CRPの数値が異常値の場合にはその数値の範囲によって考えられる病気が違います。
その為数値を知る必要があるので血液検査では「定量法」での検査が必須です。

 

 

CRPの数値範囲と考えられる病気
CRP数:0.04〜1mg/dl 歯周炎、ウイルス感染、造血系腫瘍、新生児感染症、、脳梗塞、膠原病、真菌感染
CRP数:1〜10mg/dl 細菌感染症、、クローン病、潰瘍性大腸炎、リウマチ熱、外傷、活動期の免疫不全症、悪性腫瘍、心筋梗塞、関節リウマチ、血管炎、サルコイドーシス、心不全、SLE、外傷、手術後感染症
CRP数:10mg/dl 感染症(重度)、細菌性心内膜炎、細菌性髄膜炎、血管炎症候群ベーチェット病、敗血症、急性膵炎、、白血病、血液系悪性腫瘍

 

必ず上記の病気があるとは限りませんが、可能性がある病気の一覧を取り上げました。
CRPの数値が異常値である場合は自分で判断せずに、再度病院での検査を受けてください。その時に担当の医者にはCRPの数値が高いので何が原因なのかの特定をお願いすると良いでしょう!

 

 

 

医者によっては再度CRPの検査をするとの事で数カ月後になってしまう事がよくあります。
感染系の病気になっていなくても血液系の癌や脳梗塞系などの病気も隠れているケースもあるので早めの検査が重要ですね!

 

 

CRPの検査以外にもさらに白血球数(WBC)の数値なども調べる事で、特定される病気を絞り込めますので合わせて検査をお願いすると良いでしょう!

 

 

 

 

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